仏像・寺社仏閣の建造物・
美術品の
3DCGデータを作成する
サービスです。
これまで文化財の保存・修復に当たっては、実測図の作成による手書きが主流でした。
誠勝では、ドローンや3Dスキャナーをはじめとした最新の撮影機材やフォトグラメトリソフトを活用した精密な3DCGデータを作成。
等身大の仏像から巨大な建造物まで、文化財の保護に必要な精緻なデータをワンストップで提供致します。
こんな対象物を3DCGに!
仏像
建造物
美術品
その他文化財
従来の文化財保存(記録)が
抱えていた「課題」
従来、文化財保存・修復に使われる
現物の記録方法は、
人の手による各種工具を使った実測図の
作成が主流でした。
しかしこの方法では微細な部分にズレが生じるほか、
作成者の主観によって現物との微妙な差異が生まれることもありました。
またノウハウが属人的のため、ごく一部の限られたスキルを持つ専門家に依頼するほかありません。
資料や絵画作品などの平坦な対象物は以前から撮影によるデータ化が可能でしたが、
立体物の文化財データ化・記録は依然困難な状態が続いていました。
3Dスキャン・
フォトグラメトリで解決!
正確無比な3次元データを生成し、
文化財の記録を将来にわたって
残すことが出来ます。
3Dスキャンとは?
3Dスキャンとは、光学式の3Dスキャナーや複数のアングルによる撮影で3次元データを取得し、対象物の大きさ・色・形などをデジタル上で忠実に再現するデジタルデータ化のことを指します。
これにより、対象物に触れることなく、手書きよりも遥かに精密な記録を残すことが出来ます。
フォトグラメトリとは?
フォトグラメトリとは、3Dスキャンで生成した撮影データを専用のソフトウェアで統合し、立体的な3Dデータにする技術です。
手書きの記録よりも遥かに正確・短時間で作成することが可能で、作成したデータはWebサイト等のオンラインで公開することも出来ます。
3Dスキャンで
文化財を活用出来ます!
文化財の修復・復元
3Dスキャンで作成したデータは、3Dプリンターを使うことで簡単に複製品を作成することが出来ます。
文化財原品は厳重に保管し、複製品を一般に公開する等により資料保存と文化振興を同時に達成することが可能です。
また3Dデータは精緻なため、修復作業に当たりシミュレーションや検討に活用することも出来ます。
デジタルアーカイブへの掲載
現在、デジタルアーカイブでは従来の写真や映像データに加え、3Dデータの活用が注目されています。
アーカイブシステムに3Dデータ化した文化財をアップロードすれば全世界に公開することが出来るようになり、より多くの方が文化財に接することが可能となります。
誠勝の文化財3Dスキャン
サービスの特徴
短期間でデータ作成!
従来の手作業による記録に比べ大幅に時短化。
寺院全体でも1週間程度で3Dデータ化が完了致します。
小型の美術品から
巨大建造物まで!!
直径数十cmの美術品から山門や本殿などの巨大な建造物まで。
サイズを問わず、あらゆる対象物を3Dデータに致します。
平面作品もOK!
貴重書籍、絵画作品、大判地図など
平面資料のスキャニングも承っております。
専用スキャナーで丁寧に電子化します!
貴重資料データ化の実績
「そのままスキャン」は指定重要文化財をはじめとした貴重資料の電子化実績が豊富。大切な文化財を傷つけず丁寧にデータ化致します。
ご利用の流れ
お問合せ
まずはお気軽にお問合せください。
なお3Dスキャン以外に通常の資料電子化も承っておりますので、ご希望の方は併せてご相談ください。
ヒヤリング・お見積り
対象物の種類・数量・撮影場所・データの活用方法等をヒヤリングさせていただき、仕様に応じてお見積りをお出しします。ご納得いただければご契約となります。
なお、お支払いは科研費でも承っております。
撮影/スキャン
対象物が安置/所在している場所へ機材を持って赴き、撮影致します。
ソフトウェア合成
撮影/スキャンした写真データを3DCG化する作業(フォトグラメトリ)を実施します。
データ納品
フォトグラメトリで完成した3DCGデータをご確認いただき、最後の調整をすれば完成です。
3Dデータ作成料金
撮影〜フォトグラメトリ作成までの料金になります。
数量が多い場合は段階的なボリュームディスカウントもございます。
仏像・美術品等小型の文化財
フルサイズカメラで撮影した画像データにフォトグラメトリを実施します。
200,000 円〜 / 点 |
建造物など大型の文化財
3Dレーザースキャナーおよびドローンで撮影を行い、
フォトグラメトリで3DCGデータを作成します。
応相談 |
よくある質問
文化財の3Dスキャンとは?
文化財の3Dスキャンとは、ドローンや専用スキャナーで立体物(美術品や建築物など)の文化財を撮影することです。
撮影した画像をフォトグラメトリで立体的な3Dデータに変換すれば、好きな角度や倍率で閲覧したり、3Dプリンター等で複製して本物の代わりに展示するなど、様々な活用をすることが出来ます。
スキャン料金を教えてください。
料金は対象物によって変動致します。詳しくは料金表をご覧ください。
従来の文化財保存方法と比べて何が優れていますか?
3Dスキャンによる文化財保存は、手書きによる記録と比べて様々なメリットがあります。
従来の手書きによる記録は、記録する人物によって微妙な差異が生まれてしまうほか、物理的に対象物に触れなければならない、そもそもノウハウを持った専門家しか記録が出来ないなどの問題点がありました。
ドローンや専用スキャナーを使った3Dスキャニングでは、データとして精緻な記録が出来ること、撮影時に触れる必要がないため不要な損傷も防止できること、そして機材さえあれば撮影が可能なことから、従来の記録方法に変わって現在普及が進んでいます。
一点からでも依頼できますか?
はい、ご依頼いただけます。ただし点数が少ない場合は単価が高くなる可能性がありますので、まずはご相談ください。
対象物以外に何が必要ですか?
基本的にはスキャン対象物以外、何かをご準備いただく必要はございません。